酔狂 Calligraphy

2012年4月18日水曜日

王維詩 観猟




草枯鷹眼疾
草枯れて鷹眼疾く

2012年4月17日火曜日

習作  王維詩 観猟



将軍猟渭城
将軍 渭城に猟す

風勁角弓鳴
将軍猟渭城
草枯鷹眼疾
雪尽馬蹄軽
忽過新豊市
還歸細柳營
同看射(周篇+鳥)處
千里暮雲平

風勁くして角弓鳴り
将軍 渭城に猟す
草枯れて鷹眼疾く
雪尽きて馬蹄軽し
忽ち新豊の市を過ぎて
還だ細柳の営に帰る
ちょうを射し処を回看すれば
千里暮雲平らかなり


王維 作の漢詩・観猟を書 いた。
詩の内容は、王維も参加した或る武将の狩りの模様を詠んだものである。
当時の狩猟は武士達の訓練であり、日本に於ける鷹狩りなどもこの流れを汲むものであろう。
獲物を追う借りの模様が活き活きと伝わって来る。

2012年4月16日月曜日

写俳 春愁や





写俳
春愁や伊豆修善寺の夜叉の面

真二つに割れた能面が伊豆修禅寺の宝物殿に残っている。
この能面を題材にして源頼家の死にまつわる戯曲が、岡本綺堂作「修禅寺物語」
である。

習作  王維詩 観猟





風勁角弓鳴
風勁くして角弓鳴り


風勁角弓鳴
将軍猟渭城
草枯鷹眼疾
雪尽馬蹄軽
忽過新豊市
還歸細柳營
同看射(周篇+鳥)處
千里暮雲平

2012年4月14日土曜日

習作    孟浩然詩 題義公禅房


義公習禅寂
結宇依空林
戸外一峯秀
階前衆壑深
夕陽連雨足
室翠落庭陰
看取蓮花浄
方知不染心

義公禅寂に習いて
宇を結んで空林に依る
戸外一峯秀で
階前衆壑深し
夕陽は雨足に連なり
室翠は庭陰に落つ
蓮花の浄きを看取せば
方めて不染の心を知らん