臨書 蘇軾書 黄州寒食詩巻

何殊病少年子病起頭已白

何ぞ殊ならんや　病める少年の病より起てば頭已に白きに

臨書 蘇軾書 黄州寒食詩巻

闇中偸負去夜半眞有力

闇の中偸かに負ひて去る　夜半眞に力有り

臨書 蘇軾書 黄州寒食詩巻

　　　　　　　　　　　　　　　　臥聞海堂花泥？燕支雪
　　　　　　　　　　　　　　　　臥して聞く海堂の花　泥に燕支の雪の汚さるるを

臨書 蘇軾書 黄州寒食詩巻

今年又苦雨両月秋粛瑟

今年又雨に苦しむ　両月秋粛瑟たり

臨書 蘇軾書 黄州寒食詩巻

今年又苦雨両月秋粛瑟

今年又雨に苦しむ　両月秋粛瑟たり

臨書 蘇軾書 黄州寒食詩巻

年々欲惜春々去不容惜

年々春を惜しまんと欲すれども春去って押しむを容れず

臨書 蘇軾書 黄州寒食詩巻

自我来黄州已過三寒食
我黄州に来たりしより已に三たびの寒食を過ごせり